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Channel: マレーシアでそろばん教室を!ジョホールバル母子留学滞在記
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コロナ禍に於ける母子留学9年目を考察する

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今から8年前(2013年)、移住初年度の夏。


その年の夏は一時帰国をしませんでした。


(移住初年度の冬休みは一時帰国しました。)


その翌年と翌々年(母子留学2年目、3年目)は冬休みと夏休みの年2回、一時帰国をしていました。


三男を妊娠した5年前の秋(2016年母子留学4年目)、妊娠初期を理由に初めて冬休みの一時帰国を見合わせました。


冬休みに一時帰国しない最初の年は、あ〜〜あ。


なんて残念に思いましたが、そう思ったのもその年だけ。


それ以降は冬に帰国しない方が逆に楽だと感じ、冬休みの一時帰国はしなくなりました。


理由としては日本の冬が寒過ぎるからです。


常夏のマレーシアと冬の日本の寒暖差は25度以上。


冬休みは3週間だけ。


秋を通して段々と身体が寒さに慣れていく日本在住日本人に比べて、我々が寒さに慣れるのに1週間。


再びマレーシアに戻り暑さに慣れるまで1週間。


1か月の間に寒いと暑いを繰り返すのは、体調を崩しに帰るような物だと言っても過言ではありません。


他にも、幼児連れの移動も大変ですし、たった3週間の為に支払う家族全員分の冬服代も勿体無い…。


そのお金でマレーシア周辺諸国を旅した方が余程豪遊出来ると気付いたのもこの年でした。


母子留学5年目(2017年)、三男が生後4か月を迎えた秋休みに、お宮参りを目的として一時帰国しました。




この時、赤ん坊だった三男が秋の寒暖差ですら風邪をひいたので、その年の冬も帰りませんでした。


息子3人とも完全母乳育児だった私。


昼夜問わず3時間おきの授乳で育児に専念しましたから、シンガポールのサイエンスセンターや、オープンしたてのパラダイムモールアイススケートリンク等の近場で遊びました。


翌年、翌々年(母子留学6年目2018年、7年目2019年)は冬休みの一時帰国をする気は最初から無し。


マレーシア国内や近隣諸国を子供達とお正月旅行へ行った方が楽しいと方向転換しました。


母子留学6年目(2018年)2019年のお正月。


この年は友人家族と一緒にマカオへ旅行しました。




中国本土の香港侵略がどうもきな臭い事になっていますし、


コロナ禍で観光業、エンターテイメント業界は大打撃でしょうから、この演技が再び見られる日は、いつか来るのでしょうか…。





母子留学7年目(2019年)2020年の正月はイポー家族旅行をしました。


正月休みで行った家族イポー旅行はこちら



そしてこの後、コロナ騒動が始まります。


母子留学8年目(2020年)はコロナ禍中にあって、夏休みすら一時帰国をしない決断をしました。


その代わりに、夏休みは友人3家族とティオマン島へ行きました。





そして2021年のお正月は、旅行すら出来ない状況になりました。


ゴルフは認められていたので、友人家族とコースを回れました。



次男の無謀運転で縁石に嵌って立ち往生した話はこちら



州間移動が認められて直ぐ、クアラルンプール(KL)にある出雲大社巡りを日帰り出来たのが唯一の思い出です。


KL日帰りの旅はこちら



今年5月から再び長いロックダウン。


今年の夏休みも一時帰国をしませんでした。


ロックダウンが夏休みの間もずっと行われたお陰で、人生初の何処へも行かない夏休みになりました。


昨年からのコロナ禍では、日本の方が自由度が高かったので、全ての娯楽を奪われたマレーシアは住みづらい国だと感じました。


そして何より、ロックダウンという経済を止める最悪の決断をしたにも関わらず、コロナが全く落ち着かないという解決が見えない閉塞感…。


一瞬本帰国も考えましたが、例えオンラインでも我が家が支払う学費に対し、子供達が受け取れる利益の方が高いと判断して母子留学継続を決断しました。


IBDP1年目の長男(17歳)が、2年間を通してマンツーマン授業を4科目/(6科目中)で受けられるのは大きいキラキラキラキラ


他の科目も音楽が生徒4人、理科が生徒6人で先生の目が行き届きます。


日本語の1科目だけは自腹です💦(96千円/半年=2年間384千円)



他にも、友人達と遊んでいたゴルフやホームパーティーなどが開けなくなって楽しみが減りました。


唯一、お手伝いさんは引き続き雇えているので家事負担から解放されている事が助かっています。


日本でダスキンお手伝いサービスを頼むと田舎料金でも2時間で¥6600です。(都会はもっと高いかと)


その価格をマレーシアで雇っているお手伝いさんの時間に換算すると、月304千円相当の価値をマレーシアで享受している訳です。


(実際の支払い額は約5.6万円/月)


この先何年もこの状態が続くのであれば、これから遊び盛りの三男を気の毒に思います。


しかし、長男と次男に関して言えば、マレーシアでこれまで色々な経験をさせてあげられたので良かったかなと思っています。


特に長男は、日本では受験生と言われる年齢。


例え遊びに行けなくとも日本の受験生と同じだと思えば、仕方ないかなと思えて来ます。




昨年の2020年は、自由だった一昨年2019年と比較して日本へ帰りたかった…。


夫に会えないのも辛かった…。


しかし、今年は昨年が比較になるので意外と辛くなくなる不思議。



昨年は出来ていた事が、今年は出来ない。


そんな年を堪える事で、来年更に厳しい社会環境になっても、それを受け入れていくのでしょうか。


まるで、茹でガエルだな…。


いやいや、環境に適応していると良い方に捉えたい。


来夏は3年ぶりの一時帰国も予定していますから、一時帰国まであと7ヶ月かと思えば元気も出てきます。


マレーシアは規制が厳しいので、来夏、日本で旅行を楽しもう。


子供達の通学も始まって、街には活気が戻って来ている気もします。


こんな辛い時期もあったね。


母子留学10年11年目には過去の話として語れる事を祈るばかりです。


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