我が家の我が道を邁進する次男のお勉強。
放っておいてもお勉強をする長男とは対照的に
宿題も、お勉強も出来なくて気にしない次男。
これまでは三男の妊娠、出産、授乳と三男に手一杯で
次男の家庭学習は小学2年生から4年生にかけての三年間放任されていました。
そして三男の手が離れて来た昨今、次男の学力の遅れに気付き、ショックを受けたのが、今年の夏休みでした。
そろばんのお陰で計算力はあり、算数は強いのです。
しかし英語や中国語、果ては日本語までもが微妙に。
漢字などは小学2年レベルも怪しくて…。
今年の夏休み一時帰国中、次男の学習に対する態度が目に余り
初めて、夫に叱ってもらいました。
夫が子供に声を荒げたのはその日が初めて。
最後に夫婦喧嘩をしたのは12年以上前で、記憶も薄れていますが、その時でさえ見せなかった怖さで
同じ空間に居る私ですら震え上がる怖さでした。
楽天家の次男がその時ばかりは泣いて猛省し、
その日から、今までやらなくても見過ごされていた勉強に身を入れるようになりました。
但し、母親である私の監視が無ければサボるという注釈付きですが![チーン]()

産まれた時から母親の愛情を独り占め出来ないポジションの次男。
それが勉強という分野であって、矢張り何処かで母親の愛情を独り占めしようと思っているのでしょうか。
毎日、日本から持って来た国語の公文を5枚、
漢字は1日8個覚えさせ、一週間で25個ずつ纏めてテストします。
インターネットで週1時間の国語の授業。
そろばん練習は週2回。
現在は軌道修正開始から6週間経過、7週目に入りました。
最初の頃は、ネット授業以外の時間は、常に次男を見ていなければ勉強しようとしませんでした。
この6週間毎日1時間半以上は母親を独り占め出来る時間を次男に捧げ、
その間、母親の愛情を求めて三男がひっつきもっつきしてくるのをいなします。
三男を見ながら、家庭学習の習慣が無い次男を机に向かわせるのは本当に大変でした。
漸く軌道に乗って来たと感じたのはつい最近の事です。
言われなくても公文の5ページはやるようになりました。
漢字と算盤は言わなければまだやりませんが…。
学校から与えられた課題は言われなくてもやる長男。
かたや、与えられても気にしない次男。
世の中には、子供のやりたい事だけをやらせるという考え方もありますが
それはあくまでもやるべき事はやる子供に当て嵌まる事だと思います。
ゲームやYouTubeを見たいだけやらせて良い筈がありません。
ある方の自らの子育てを省みたブログを読みました。
好きな事をすれば良いと子供の好き勝手にさせ、
子供の欲する物を何でも買い与え、
その結果、選択肢の多い現代社会で何をすべきかが見つけられない子供が出来てしまう。
親が干渉しないのは虐待だった。
これを読んで私も感銘を受けたのです。
子供を気にかけないネグレクトという虐待は有名ですが
何でも買い与えて好き放題させるのもネグレクトだったのではないかと…。
幸いその方も、気付いてからは軌道修正を行いお子様を育てられています。
我が次男坊は小学5年生。
三つ子の魂百まで、勉強の習慣が途切れたのは8〜10歳の間。
まだ今まで落として来た下積みの底上げは可能です。
18歳の高校卒業まで7年間あるので、まだ間に合いそう。
子供の性格にもよりますが、
妊娠中から下の子供が2歳になるまでの期間は
上の子にとっても危うい期間だったんですね…。
公文も初めは5ページに1時間近くかけていましたが
今では20分以内に終われるようになりました。
そのお陰で、次男の家庭学習の1日の時間は、そろばんをしない日は1時間半〜2時間、
そろばんをする日は2時間半位です。
日本のお受験アスリート達からすれば、全く大した時間でなく恐縮です。
しかし、勉強をする習慣のない子が、毎日取り組めば
小学5年生の日本語力に追いつけると確信しています。
余談ですが、既にバイリンガルの次男は、
日本語力が上がっただけ英語力も上がる傾向にあります。
更に漢字を覚える事で、中国語の底上げになり
トライリンガルの足がかりになると信じています。
(日本語と英語ほど流暢でなくとも、
日本人が話す英語レベルの中国語は身につけられると思っています)
先ずは、7週間、8週間と何年も続ける事で習慣化を図ります。