学校が始まって1週間経ったある日、中国語の先生から三男が韓国語を習いたいと言っているとメッセージが来ました。
なぜに韓国語?
これは本人の話を聞いてみる以外解決方法はありません。
学校から帰った三男に話を聞いてみました。
「なぜ韓国語に変更したいの?」
「だって、中国語が難しいんだもの」
「そんな理由は通りません。」
「……だって中国語の先生が怖いんだもの」
「ママが日本語を教える時と、中国語の先生とどっちがどのぐらい怖いの?」
「ママの方が怖い。中国語の先生はママの半分位。でも怖い」
「韓国語は何故やりたいの?」
「韓国語は簡単だし、先生が優しいから。」
どうやら母親の勘では、中国語の勉強が難しい7割、中国語の先生が怖い3割だと感じました。
私より怖く無いと言うことは、先生はそんなに酷く教えていないはずです。
(私が日本語を教える時に怖くなるのは、私自身自覚しています)
早速、主人を交えて3人で家族会議です。
RASの世界言語科目は、マレー語、中国語、韓国語を選べます。
親としては、漢字が日本語学習でも役立つ上に世界的な人口を考えると中国語が一番有用だと思っています。
中国語を学ばないと言うのであれば、マレーシアに暮らしている訳ですし、韓国語よりもマレー語(バハサ)を習わせたい。
しかも理由の一番が簡単だからと言うのも引っ掛かります。
中国語では無い言語に変えるにしても、あなたが選ぶのだから、途中で難しいからといって、ギブアップする事は許しませんと話しました。
すると三男は、中国語で良いと前言を撤回します。
拼音(ピンイン:中国語の読み方.発音の事)と漢字を覚えるのが嫌だった事が、ここで明るみになりました。
主人との家族会議が終わった後、三男と話しました。
マレー人と日本人と中国人の人口の差を比べて、中国語が話せたら、どれだけの人と会話をすることができるかを示しました。
厳密に言うと人口比率はマレーシア:日本:中国=1:4:42ですが、7歳の子供でも分かりやすいように数字を変えて説明しました。
「世界にマレーシア人が1人居たら、日本人は4人、中国人は40人居るんよ」
「だから、英語の次に中国語を勉強した方が、世界中の沢山の人達とお話し出来るんよ」
「分かった…中国語を勉強する」
世界人口が何億人でと言うよりこちらの方が分かりやすかった様で、中国人はそんなに居たのかと驚きつつも、世界中の人達とコミュニケーションが取れる事を期待する顔つきになりました。
現在家庭学習では漢字を少しずつ教えていて、この日以降、漢字を学ぶのがカッコイイと感じている様です。
余談ですが、韓国人はマレーシア人口比1.5倍でした。
家族会議を終えて、本人が中国語を勉強したいと選択した旨先生に知らせると、良かったとのお返事が来ました。
本人に学ぶ気がなければ、どんな勉強も意味がないので、今回先生からメッセージを頂けて本当に良かったです。
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