バリに来たからには、ケチャダンスを見たい!
さて、このケチャダンス、
この収益はダンス事業部の収入になるのか
色々な場所でケチャダンスは観れるそうですが
どうせなら1番有名なウルワツ寺院へ。
先ずは入館料をチケットカウンターで購入します。
拝観時間は朝7時〜夜7時まで。
大人 Rp50000(¥400)
子供 Rp30000(¥240) 3〜10歳
バリのローカル運転手が纏めて買ってくれましたが、
15歳の長男や14歳友人長男は子供料金、
8歳で体の小さい友人長女は我が家の三男(2歳)と同じ無料で大丈夫だと言われ
運転手と一緒に入場ゲートを問題無く通りました。
黄色い腰巻きをお袈裟代わりに巻き付け、
先ずは寺院へ参拝します。
正しく大自然が織り成すサンセットショーが始まっていました。
ウルワツ寺院の道中、随分坂道を登るなと思っていましたが
この景色を見て納得!
断崖絶壁の頂上にお寺が建てられていたのです!
実際目の当たりにすると景色の美しさに興奮間違いなしです!
しかも運転手が三男を抱っこして参道を登ってくれ、
純粋に景色を楽しめました。
そして山頂のヒンズー寺院に到着。
ここから中へは入れない様になっています。
横から中を覗くとこんな感じに。
特に何も無い様子です。
基本的にヒンズー教は偶像を崇拝しないのでこれでも納得です。
お寺をぐるっと回って反対側から下るとこんな景色。
こちら側には仏教寺院の大きい仏像が建てられていました。
ケチャダンスのチケットは別の場所で売られていて
運転手にお金を渡して購入してもらいました。
こちらは大人子供関係なく一人Rp100000(¥800)。
開演は18時からですが既に席は凄い人でした。
席に着くとこんな紙を渡されます。
日本語が書かれているダンスのストーリー。
別の国の人には英語版やインドネシア語版が渡されていて準備の良さに感心しました。
18時少し前、僧侶による聖火点灯。
海の向こうはサンセットショーが繰り広げられています。
ケチャケチャの掛け声と共に50人近いシンガー達の入場です。
あれは中学生の音楽の授業の時。
教科書の一角にケチャダンスの写真が載っていて
音楽の先生がケチャだけで出来ている曲があるとレコードをかけてくれました。
えっっっ!?何!?これが曲なの!?
楽器で演奏してこそ音楽だと思っていた常識を覆され
余りの衝撃から、ずっと忘れられずに30余年が経過したこの日、遂に生のケチャを聴いて見ることが出来たのです!
レコードを聞くしか無かった、しがない田舎育ちの私が、バリのこの場所で見ることが出来るなんて!
動画が当たり前で、何でも与えられる子供達よりも
私の感動はとても大きな物でした。
ケチャケチャの掛け声も飽きてきたな〜〜
(いや、さっきの感動何処行った⁉︎)
そんな時に主人公の登場。
赤い服を着た細身の女性が絶世の美女シータ。
後ろの太めの女性はその夫のラマ王子役。
ふ〜〜ん。男役は男のダンサーじゃないんだ。
それとも、振り付けが女性的な動きをするから女性が適任なのかしら…?
女が男役を演じるから、ちょっと日本の某歌劇団の雰囲気です。
ピエロの様な役割を担う猿役は男性ダンサーで、
会場のお客さんの中へ入って来て笑いを誘いました。
男性ダンサーは動きが力強くて豪快なので一気に会場の注目を集めます。
更に炎を使うシーンはとても激しいので、女性ダンサーには出来ない芸当です。
どんな様子か気になる方はこちらの動画をご覧下さい。
さて、このケチャダンス、
一回の興行収入は幾らなのでしょうか。
他所の台所事情ですが主婦としてはとても気になります。
そこで観客席を写真に納めました。
席の空いている場所は出口になります。
この出口までの横まで1番上の段の人数が27人。
縦列が16人。
更にこの写真を撮った後、地べた座りのお客さんが二重に丸い円で座るので
出口までの一角でざっと420〜430人は居ると思われます。
この写真の人数を野鳥の会よろしく数えた方がいらっしゃったら是非ご一報を。
約420人の塊が4面で1680人、
更にダンサー達の入退場門付近にも4、50名は軽く居たので
ざっと1700人は収容していたのではないかと想像します。
そうするとこの一晩の興行収入は170百万ルピア。
日本円にして136万円!
365日公演するとおよそ5億円の興行収入!!!
天気の影響で公演できない日もあると思いますから
これよりも少なくなるかも知れません。
しかしまあ、これは一大収入ですね。
ダンサー達の人件費は一般的なインドネシア人達よりかは高いのではないかと想像しますが
それでも日本の有名でない一般ダンサー達の人件費よりも安いはず。
この収益はダンス事業部の収入になるのか
それともお寺の物になるのか…。
他人の台所事情ですが、その裏側が妙に気になってしまう
観光客に大人気のウルワツ寺院のケチャダンスでした。