住込みのお手伝いさんが我が家へ来て一ヶ月が経過しました。
大変だった生活も一変。
漸く落ち着いてジョホールバル生活を送っています。
けれど、このお手伝いさんが来るまで
簡単な道のりではありませんでした。
そんな苦労の道のりを紹介します。
現在のパートタイマーのお手伝いさんから
住込みのお手伝いさんが必要だと思い
今年の1月末から手配して来ました。
どうせなら知った人をと思い
我が家に四年半お世話になった
パートタイマーのお手伝いさんの従姉妹を紹介してもらいました。
フィリピン人で数年前にアラブでヘルパーをしていたため
パスポートを既に持っており、
それだけ手続きが早く進むかと思えば
ここから紆余曲折の長〜〜い道のりが始まるのでした。
先ず、フィリピンのパスポートの残存期間が一年を切っていました。
「じゃあ直ぐに更新すれば良いじゃない」
日本と同じ感覚で軽〜〜く言ったものの
「フィリピンは役場に持ち込みする為のロットを取る必要があり、
今から直ぐに申込んでも2ヶ月後です」
「![ガーン]()
」


そこでエージェントに早くならないか聞くと
「袖の下を渡せば1週間後に早く出来る」
「いくら?」
「3000ペソ(¥7000)」
パスポートの更新費用が袖の下の半額ですから
そんなに高い金額でなくても微妙な気分になります。
なんやかんやで新しいパスポートを手に入れたのは2月末。
そこからやっとマレーシア側のコーリングビザ申請手続きになります。
マレーシアのコーリングビザを扱えるエージェントと連絡を取って
必要書類を送るも手続きが一向に進まず
そこから無情にも3か月が経過。
マレーシア側のエージェントを変更する必要に迫られ
勇ましい事を言っていたところに期待して依頼。
けれどそこも期待とは裏側に揃える必要書類が二転三転し
そうこうするうちに三男出産で身動きが取れなくなってしまいます。
産後のホルモンバランスと体力低下で思考能力低下。
遅々として進まない現状に
「私もう無理。あなたが何とかしてくれないと
マレーシアに戻らない」
夫を脅迫し遂に夫が動きます。
夫はKLの日本人エージェントに仲介の依頼をして
マレーシア、フィリピン両方のエージェントに進捗管理させました。
最終的に必要書類が全て揃ってマレーシアの移民局へ持ち込めたのが7月末。
私があれだけ色々言って動かなかったのに
男の人が言うと早かったので
最初から夫に動いてもらえばよかった。
それから、直ぐにコーリングビザが出るかと思えば
更に2ヶ月経ち、漸くマレーシアのコーリングビザが発給。
そこからフィリピン側のPOEA申請。
フィリピンは昨年大統領が変わってから
若い男女の出国が厳しくなっているそうで
ここでも例年よりも待たされます。
以前パートタイマーで我が家に来ていたお手伝いさんから聞いた話ですが
今までは、ボスになるマレーシア人が
フィリピン人を一緒に飛行機に乗って連れて帰れていました。
(この方法で我が家のパートタイマーお手伝いさんは来たそうです)
けれど、最近は例えボスと同乗であっても出国が認められず
そのボスに当たるマレーシア人だけがフィリピンから戻って来る羽目になったのだとか。
昔はこのPOEAも1週間位で直ぐに出ていた様ですが
結局エージェントが必要書類の送り漏れだとか色々で
およそ3週間後に許可。
それから新しいお手伝いさんの研修だとか健康診断(妊娠ネガティヴチェック)とかで
コーリングビザ申請から3ヶ月半でやっと家に来ました。
お手伝いさんを呼ぼう!
と動き始めてから9ヶ月半の道のり。
長かった![チーン]()

費用も本来30万円位で呼べる住込みお手伝いさんが
エージェント代や交通費諸々で40万円以上はかかっている計算に。
お手伝いさんの月給は最低価格がUSD400。
月給は高くありませんが
呼ぶまでの手間が本当に大変でした。
人を指定しなければ、
3ヶ月位で既に登録している人が誰かしら来ていたのだと思います。
それでも、物を盗んで逃げたとか
相性の合わないお手伝いさんが来たとか
トラブルは色々聞くので
親戚と言うしがらみのある人にこだわったが為の苦労だったと。
住込みのお手伝いさんが来てから
いつも家が綺麗で、
三男の世話もたくさん見て貰え
睡眠不足の私のお昼寝の時間がもらえたり
私の趣味に割ける時間が出来たり
上二人の息子と一緒に遊べるようになったり
子供の勉強を気持ちを落ち着けて見れる様になりました。
今のところ初期費用がかかっても
あれだけ大変な思いをしても
来てくれて良かったという気持ちが強いです。
初期費用40万円超とは言え
日本で住込みのお手伝いさんを雇うことを考えると
矢張り安いです。
今後、三男がある程度大きくなって手がかからなくなったとき
契約期間が終了して今のお手伝いさんが国へ帰りたいと言えば
住込みは雇わず、パートタイマーに戻そうと思います。
住込みもパートタイマーも一長一短で
今回赤ん坊の世話を手伝って貰うことが無ければ
今まで通り、パートタイマーで十分だと思うからです。
お手伝いさんが居る生活は既に私の人生に組み込まれていて
もう、お手伝いさんの居ない生活は考えられません。
日本では住めない広い家に住み
家事はお手伝いさんに委託していつも綺麗
赤ん坊の世話も分担してもらえて
子供やお友達と遊ぶ時間も作れます。
何かをすると一筋縄ではいかないマレーシアですが
それでもやっぱり
南国ジョホールバル暮らしは辞められません。