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Channel: マレーシアでそろばん教室を!ジョホールバル母子留学滞在記
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17w戌の日の腹帯と父の訃報

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遂に5ヵ月に入りました。

日本からご祈祷済みの腹帯やお守りが送られて来ました。

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義母や義弟夫婦からは安産御守り各1個ずつ。

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実家からは祈祷済みの腹帯と御守りと御神酒やお箸諸々。

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お陰様でマレーシアに住みながら

安産守り4個に守られています。

頂いた御守りを手に持った時は

全身をビリビリと弱い電流が駆け巡る感覚がして

あ、今私見えないバリアーで守られた。

と感じました。


こんなに沢山の人達から望まれて祝福されていて、

母子共に本当に幸せです。



ところが

5ヶ月に入って最初の戌の日の前日、

父が心不全で亡くなった知らせを受けました。

その日の朝、夫から連絡が来る数分前に目覚めたのですが、

その目覚める直前の朝方の夢に何故だか父が出てきたのです。

それは私が実家で父といつもの様に話している風景でした。

お腹の子の順調な成長を話し、

この歳で出来るなんて凄い繁殖力じゃのぅ。

そんな内容を話しました。

もうお父さんは流石に作れないでしょ。

憎まれ口を言おうかどうしようか悩んで言わなかった心の葛藤まで覚えています。


知らせを受けて直ぐに帰国を思いました。

けれど、父を思うと涙しか出ず、

感情の高ぶりでお腹がキュッとして張ってしまうのです。

この精神状態で、フライトを含む12時間以上の移動はどうにも自信が無くて。

父なら、娘の身体が一番だから帰って来るな。

と言うだろうなと思い、skypeからの参列をしました。

その父が生前、母と一緒に氏神様に安産祈願をして送ってくれた腹帯を

父の死の翌日に巻きました。

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長年連れ添った父を亡くし辛い筈なのに

母は私の身体を気遣います。

今年年男だっだ父。

父と同じ酉年生まれになるお腹の子供。

9番目の孫の顔を見せる事は叶いませんでしたが

父に私の出産の無事と新しい孫を楽しみにしていてもらえた事で

私も父から愛情を貰いましたし、

一つの親孝行をしたのだと思います。


今年は奇しくも、生と死の両方を経験する年になりました。

死に方は選べず、どうしてこのタイミングかと激しい葛藤でした。

新しい命を守る為に帰国をせず、

全てを兄弟に任せる決断をしました。

お通夜と葬儀はskypeで参列出来た分

列席出来なかった罪悪感のようなものは薄れたと思います。

将来は、skypeでも3D等の技術が発達すれば

マレーシアでも式場に居る臨場感と

式場にも私が居るかのような投影が可能になるのかも知れません。

残された我々は死ぬまで生き続けなければなりません。

そしてこの世は、一人では生きていけないのです。

この連鎖や理は、

何千年も前から説かれていることですが

身に染みて理解しました。

17w〜18wにかけて、

どんどん力強くなる胎動に

父が生きた証でもある次の世代をしっかり橋渡ししなければ

と強く人生の使命を感じた17wとなりました。




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