皆さんの歩くスピードは?
早い?遅い?
人生の歩くスピードと言う暗喩は含まれていません。
寧ろ、人生の歩む速さを聞かれたら私は遅くて、まだまだ今生で学ぶ事が多過ぎます。
独身時代、30歳前までは早く歩いていました。
階段なんて一段抜かしで下りて、2段抜かしで上りを当たり前にやっていました。
それが結婚をして長男を妊娠してからは歩みが遅くなります。
長男が歩き始めては、当然子供の歩幅に合わせます。
4年後の次男の妊娠出産で歩く速度は変わらず遅いまま。
次男が8歳、長男12歳でいよいよ早く歩けるかなと思えば三男妊娠で矢張り遅いまま。
現在3歳三男の歩幅に合わせているので、足掛け17年間はずっと子供の歩幅で歩いています。
後5〜6年は子供の歩幅で歩みを合わせるのかと考えると、延べ23年は遅く歩く事になりそうです。
そうこうしたら、今度は自分が高齢者に入って歩みが遅くなりそうな…。
歩く速さを人と揃える。
遅い人は早く歩けない訳ですから結果、早く歩ける人が遅い人に合わせる以外ありません。
時はカネなり。
時間泥棒に時間を盗まれた我々が、遅い歩みで時間を取られる事は損失でもあります。
その人に歩みを合わせる行為は、その人をどれだけ大切に思っているかの指標でもある訳です。
そう言う意味では、誰かに合わせてゆっくり歩ける時間が持てる人は、それだけ大事な人と長い時間を共有している事になるのではないでしょうか。
颯爽と歩いていた若い頃が懐かしくも、子供の歩みに23年間も合わせられる幸せな人生を嬉しく、誇らしく思う、歩く速さのお話でした。