私には3人の息子がいます。
最初はは20代後半、2人目は30代前半、そして3人目は40代前半に出産しました。
長男は矢張り親の期待が高い分、厳しく育てました。
次男は長男と全く違う性格で手を焼きつつも、三男が生まれるまでの9年間は末っ子扱いで甘やかしていました。
三男が生まれてからは兄としての自覚が芽生え、多少なりともしっかりしています。
そして40歳を超えてからの三男。
体力は昔ほどありませんが、経験値が増えているので長男の頃の様な何故?がありません。
しかも9年振りの赤ちゃんに、皆んなちやほや。
孫の様に甘やかしてしまう現実がここに完成します。
そんな時、末っ子が何故可愛いかをご先祖さまの言葉で納得しました。
(別にご先祖が枕元に立った訳ではありません)
母が祖母(私からは曾祖母)の言葉を覚えていたからです。
彼女の語録は心に響く物が多く、戦時中に息子を出征した時に近所の人から言われ、返した言葉も母から伝え聞いています。
「お宅は男子が4人もいるから良いわね」
「子供が何人居ても、戦争で死んで良い子供は1人もおりゃーしませんわ」
大正、昭和の時代ですから、家の存続に男子が1人は必要です。
しかし、全ての子供が大事なのは、母親なら当然の事。
母になった今、戦争で息子を取られた母親の心中は、どれほど辛かっただろうと思います。
そんな曽祖母が言った、何故末っ子は可愛いかをここに紹介します。
「末っ子は、子供の中で一番親と一緒に過ごす時間が短いから可愛い」
確かに!
長男よりも確実に13年、私と過ごす時間は短いのです。
たかが生まれる順番、されど生まれる順番。
末っ子は結果、最も可愛がられるのでした。